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限定特製ブックレット
マニアの、マニアによる、マニアのための作品集…!
こざわまさゆき氏、待望の初DVDが完成!
そのオリジナル作品の数々を、2巻組でたっぷりとお楽しみください。
2年前に刊行された書籍『インコンプリートワークス』は、多くの方より絶賛されました。
それ以前より、弊社「奇術探究」を含む雑誌・刊行物への寄稿等でも知られ、
またウェブ上での活動(トヒデルアルデヒド名義)でネット世界でも広く知られ、種々のマニアックなマジックイベントへの参加・出演等でコアなマニアの方には顔も知られ、知る人ぞ知る「超一流マジックマニア」として、知っている人には知られていたのですが…インコンプリートワークスの出版で、その知名度は全国区となりました。
しかしながら、書籍の解説のみでは、なかなかイメージしづらい部分が大きいもの。
氏の作品の真価を広く知っていただくためには、映像でのライブ視聴やレチャーが不可欠なのでは、と我々は考えました。
ついに完成です。
『インコンプリートワークス』の収録作品の中から、厳選した10作品。
そしてさらに、それ以外の4作品(うち3作は完全未発表。初公開の新作です!)を加えた、全14作品。
演技(ライブ)および解説(レクチャー)をフルに収録しています。
そのほかボーナスとして、「5本のポケットリングルーティン」「マジシャンも驚くダイスカップの手順」の演技映像も収録いたしました。
お楽しみいただけるものと思います。
既発表作からセレクトした作品は「映像として残すべき」氏の代表作を網羅する内容。
また、発表後、さらにハンドリングが改良された、変更点を含む作品。
加えて「映像で見ないと面白さが伝わらないのでは?」「実際の動きを見ないと理解しづらいのでは?」と感じた作品などを選んでいます。
基本的にすべて「初映像化」。
書籍を既にお読みの方でも、是非改めてご本人による演技映像で、そのマジックの価値を再認識していただきたいと思います。
読み飛ばして終わっていた作品の中に、「これなら!」と俄然やってみたくなるマジックが、きっとあるはずです。
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例えば、代表作を1つ挙げるとすれば、Octrixという作品。
これは「8枚のコインで行うコインアセンブリー(マトリックス)」という奇想天外なアイデアですが…
書籍で読んでみて、「ややこしい印象しか残らず、面倒でやる気にならなかった」という方もいらっしゃるのでは?
(あるいは「ややこしそう!」と最初から読むことすらあきらめてしまった方も…)ところがこのマジック、実際の演技を見てみると、驚くほどスッキリとした見た目に仕上がっているのです。
単にマニアックに「ニッチなプロット」を追求したアイデアだけの作品ではないのです。
この、構成としての完成度の高さは、演技を見ていただかないと伝わりづらいでしょう。
冷静に分析すると、このマジックは、現象として【同一座標系の上で、2種類のコインによる別々のマトリックス(集合場所が異なる)が同時進行する】という、やや複雑な構造を持っています。
(余談ですが、私はこれを見て筒井康隆の短編小説「融合家族」を思い出しました。)
それにしては、こんなに分かりやすく見える(見せられる)のか、というのは、発見でした。
見事です。
手法的にも、それなりにテクニックは使用していますが、思ったほど複雑な操作ではありません。
マニアならば、比較的すぐに覚えられ、ちょっと練習すればできるレベルです。
ノーエキストラ、実際に8枚のコインしか使用していません。
もちろんノーギミックですので、100円玉(4枚)と10円玉(4枚)でもできます。
イチオシの傑作です。
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そのほか、もう一つの歴史に残る名作(と思います)、\150 TRICKも、ご本人のタッチでの演技、そして詳しい解説を見ることができます。
また未発表の新作の中にも、「デックに息を吹き込むと観客のカードがゆっくり突き出てくる」奇抜な現象のトリックなど…
ユニークな作品が満載です。
詳しくは、下記、収録作品の一覧をご参照ください。
●Disc 1● ■\150 TRICK 百円玉と五十円玉を左手に握ると、合計150円。 そこから50円を取り出すと、残りは100円。 そこからさらに50円玉を取り出すと?って、えっ!? 合理的なのに腑に落ちない、不思議な結末が待ち受けています。 不条理感が奇妙な味となって観客の記憶に残る「こざわタッチ」の最高峰。 ■Blowing デックに側面から息を吹き込むと、観客のカードがゆっくりと観客側に突き出てきます。 ライジングカードやホーンテッドデックと似ていますが、また違った演出効果を持つ快作。 ノーセットのレギュラーデックのみ、完全即興で行えます。(初公開作品) ■Transparent Wild Coin 「ワイルドコイン」の、こざわ氏によるハンドリング。 3枚の銅貨が次々と銀貨に変わりますが、最後にはすべて銅貨に戻ります。 透明なグラスの使用が独特の雰囲気を醸し出しています。 ■The Clip Steal 握ったコインを逆の手にスチールする「基本技法」の解説。 こざわ氏のクリップスチールは、気配を感じさせません。 ご存じの方もそうでない方も、ぜひご覧ください。 ■Visible Invisible Deck 「見えるデック」と「見えないデック」という演出で、レギュラーデックとブランクのデックを使います。 見えないデックで選んでもらったカードが当たったり。 見えないデックで行った結果が、見えるデックにも影響を与えて同調したり。 こざわ流の演出がさえるトリックです。 (同人即売会での販売物で一度発表されたそうですが、マジックマーケット的には初公開の作品です) ■Left Handed Coin 「左利き用のコイン」を左手に握ると、消えます。 右手に握っても消えないのですが、左手に握ると消えてしまいます。 さらに「右利き用のコイン」まで登場し、最後には両手から完全に消失します。 風変わりな演出が楽しい作品で、演出と方法が合理的に一体化しています。 ■Lie to Me 「奇術探究」第8号に、The Catcher in the Lieという齋藤修三郎氏の作品が収録されています。 そこでチラッと予告された、「スートまで当てる」こざわ氏によるバリエーションです。 カードマジックですが、現象としては「観客の嘘を見破る」という元々ユニークな効果。 それをこざわ氏がどういうアイデアで調理したか、ぜひご賞味ください。(初公開作品) 第1巻のハイライトとなる作品で、原案者の齋藤修三郎氏も交えた対談シーンも収録されています。 ■The Quintet of the Rings ボーナス映像(パフォーマンスのみ)。 ポケットリングの手順で「5本使い」であるところがまず変わっています。 書籍で解説されていますが、まずはこの演技映像をご覧いただいてから読まれた方が良いでしょう。 ●Disc 2● ■Billbound 1枚の紙幣が複数枚のコインに瞬間変化する「両替」的なチェンジトリック。 ビルスイッチとスペルバウンドの中間形態のような現象です。 ■Coins aGlass ショットグラスに、4枚のコインが1枚ずつ飛行(テレポーテーション)していきます。 「グラスを使ったコインズ・アクロス」または「コインズ・トゥー・グラス」の手順。 ■elastica 輪ゴムをかけた4枚のキングが、一瞬で4枚のエースに変化します。 カードトリックにして輪ゴムマジック。 特殊な輪ゴムのかけ方を、映像で分かりやすくご覧ください。 ■10 count assembly いわゆる「テンカウント」の演出を、コインアセンブリーにも取り込みました。 1から10まで数えるうちに、4枚のコインが1ヶ所に集まります。 「10秒マジック」の一種とも言える、テンポのあるコインマジック。(初公開作品) ■Octrix 既に詳しく触れましたが、8枚のコインで行うマトリックスです。 こざわ氏の代名詞的作品の1つ。 ■USD Matrix 4種類のコインを使ったマトリックス(いわゆる「インターナショナル」です)。 こざわ氏のことですから、一筋縄ではいかない予想外の展開があります。 1枚ずつ集まっていきますが、途中で全部が消えてしまいます!? と思った次の瞬間に、元の位置に戻っていたり。 そして、もう一度やり直そうとした瞬間に… この辺りの緩急の間合いや「とぼけ具合」も、こざわ氏ならではです。 ■Erdnase Not Required ポーカーデモンストレーションが、さほどの技術がなくてもできる「有り難い」手順。 シンプルであっさり系ですが、流れとクライマックスはきっちり盛り込まれています。 ■Coin-cidence 観客が、3種類のコインを右手・左手・財布の中に分配しますが… マジシャンには、どのコインがどこにあるかお見通しなのです。 極めて珍しい、コインを使ったメンタルマジック。 魔法都市案内のマジェイア氏も激賞していた記憶があります。 ■The Loaded Dice Cup ボーナス映像(パフォーマンスのみ)。 ダイスカップとサイコロを使った、カップ&ボールの手順。 最初に見たとき、ビックリしました。 皆さんも驚いてください。 |
・演技・解説DVD 2枚組(日本語)