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  • ビルチェンジコンテンツ+ミスメイドビルセット
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ビルチェンジコンテンツ+ミスメイドビルセット

2,750(税込)
製造元: レストランマジック研究所

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1つ質問があります!
不思議なメンタルマジック、強烈にデカいものを取りだすプロダクション、びっくり箱のようなギャグマジック、テクニカルにカードを扱ったフラリッシュ・・・
 
どんなマジックが、ウケると思いますか?
個人的な経験を言わせてもらえば、答えはとても簡単で「お金を使ったマジック」です。
お金を使ったマジックは、鉄板でウケるものです。
お札にペンを刺して、引き抜いても穴が無い!なんてものもそうですし、コインの交換現象が起こる、WXと呼ばれるものや、サインされたお札が金属製のチューブに移動してしまう、なんてものもそうです。
そういった、お札マジックの中でも一番は「価値が上がる・増える」というものです。
つまり、白紙がお札になったり、千円が一万円になったり、そういったものに対してのリアクションが一番大きいと思います。
 
深く考えなくも、やっぱりお金が増えるって、たとえ相手のモノであっても、ワクワクしますし、もし傷ついたら、ドキドキします。
そんなことを証明するように、白紙がお札になる現象に対しては、多くのマジシャンが、様々な手順を発表していますし、日本だけではなく、世界的に有名なマジック会社であるテンヨーでも、複数枚の白紙を一瞬でお札に変えるトリックが発売されています。
自分のマジックの手順に組み込んでいる人もいると思います。
ただ、1点難をいうなら「全てがマジシャンの準備した物」であるという点です。
これはもちろん、仕掛けをしておく必要があるから、なのですが、こういった手順に対してある種のチャレンジを
してくる人もいます。
要は「自分の持っているもので、やってみろ!」的な事を言ってくる人も、いらっしゃるということです。
一般の人の中には、マジシャンの持っているもの全て何らかの仕掛けがされている、と思っている人もいますが
そんなことは無い、ということを分かっているのはマジシャンだけです。
ですから、相手から何か物を借りて演じるというだけでも、現象のインパクトは強くなります。
これを合わせて考えれば、相手から借りたお札を変化させる、というトリックは、ウケないはずのないものになるわけです。
こういったことから、僕自身は観客から借りたお札を変化させる「ビルチェンジ」というマジックを好んで行います。
手には何もないことを示した状態で、相手のお札のみ持ち折りたたんで広げると、変わっているというものです。
このビルチェンジも、様々な方法がありかなりビジュアルな方法もありますが、個人的には小さく畳んで、という方法が好みです。
これは「相手の期待値を上げ過ぎない」という部分があります。
言い換えるなら「マジックだと感じられる余地を残す」ともいえると思います。
魔法のように一瞬でお札が変わるなら観客の感情の中に、自由にお金を手に入れられるというものを起こしてしまう気がします。 
もちろん、これそのものは問題ないのですが、こういった感情、つまりはお金に対する欲求はマジックに対する感情よりもより本能的で強いものだと思います。
これは人によって異なるとは思いますが、僕自身は自身のマジックに対して過度な期待や魔法感を持ってほしくはないのです。
あくまでマジシャンの技術的な事柄をベースとして現象が起こっている、と思ってもらった方がマジックをより客観的に楽しんでもらえますし、無駄に大きな感情的な起伏を起こして、マジックに疲れるということもないと思います。
マジックを見て疲れる、ということはよくありますが、これは、頭を使うからということと、感情的に大きな起伏が起こるからだと思っています。
適度な起伏は、爽快感にもつながり、必要なモノなのですがあまりにも短時間に、大きな驚きや不思議を詰め込み過ぎることはドッと疲れを感じるものです。
バーなどで楽しんでもらうには、この2点に注意しておく事が大事だと思っていますし、僕自身は常に意識して大事にしています。
小さく折りたたむということは、いかにも手の中に隠せそうなサイズになるわけですし。
そういったことからも、古典的なビルチェンジを演じることがほとんどです。
ベースにしているのは、ロジャー・クラウスのビルチェンジの方法ですが、どうも少し間違って覚えたようで、彼本人の方法とは異なっています。 
とはいえサムチップを使った、オーソドックスな方法です。
オーソドックスなのですが意識している事柄がいくつかあります。
 
お札は常に見えている
よくあるのが、一瞬ですが完全にお札が見えなくなる人がいます個人的にこれは好みではありません
常にお札が見えていた方が、ベターだと思いますので、そのコツを紹介しています。

サムチップの扱い
焦ってサムチップを外し、焦ってサムチップの中に入れる、そんなビルチェンジを行ってませんか?
適切な手順と、意識一つで焦る必要もなくなります。

セリフに関して
僕自身、いつも同じお札に変えているわけではなく、時々変化後のお札を変えていることがあります。
その場合に、セリフの齟齬が起きないように、一定にしてあるのですが、汎用性のあるフレーズにしてあります。

特殊なお札
アメリカでは、ミスメイドビルと呼ばれるものがあります。
「内と外」が入れ替わっているもので、これを使うと4分の1の大きさでは普通のお札に見えるため、ウケるまでのタメがききます。

今回のコンテンツは解説動画だけではなく、お札も付きます。
上記でご紹介したミスメイドビルを製作してもらいました。
1000円バージョンと10000円バージョンの2枚をお付けしますので、ご自身の手順によって、使い分けていただければよろしいかと思います。
 
今までにも、個人的に数名の方に依頼して作ってもらってきました。
正直、表裏のセンターを合わせて、それなりのクオリティで
作ってもらうことは、なかなか難しいことでもあります。
 
両面を表で作ってしまった方もいました、紙の質的に耐久性が無いこともありました。
 
今使っているものは、紙は厚目のものになっているので
繰り返しの使用に耐えるものです。
もし印刷のクオリティが、どんなに素晴らしいものでも、何回か使って終わり、位の強さの紙では、毎晩のようにレストランで演じる人にとってはコストばかりがかかります。
そして、印刷のクオリティなのですが、適度に荒いのです(笑)。
 
これはマイナスに感じるかもしれませんが、こういったお札を悪用する輩は、一定確率でいます。
今までにも、一般に販売されているもので、お札のデザインの物を悪用している事件は多数あります。
あまりに出来がイイものは、こういったことに使われてしまう可能性があるために、適度に粗い印刷や画像のクオリティの方がイイと思っています。
これもまた、印刷技術に自信がある人の場合にはその技術を示すために、妙にきれいに印刷したがるのですが、
要らないリスクを下げることもまた、現場のマジシャンには必要なことです。
実は、文字なども、一部変更してあり悪用はできないようになっていますので、ぜひ存分にマジックで使ってください。

商品ですが、解説DVD、お札が2枚のセットです。
お札は、1000円のミスメイドが1枚、10000円のミスメイドが1枚です。
 
動画の内容ですが、僕自身が通常演じている流れと方法の解説、サムチップに関しての注意点やプレパレーションなど。
日本語でビルチェンジを解説しているものも少ないと思いますので、もしこれからビルチェンジを始めてみよう、という方も十分に理解できますし、また演技の際によりフェアに見える方法を手に入れることが可能です。

最後に
正直多くの人のビルチェンジを見てきました。
でも、上手いって思ったことなかったんですよね。
これに関しては、海外の有名なマジシャンの手順を見ても同じでした。
 
なんで、上手いと思わなかったか?
その理由に気づいたときに、自分で手法を改善していくようになりました。
 
もちろん、一発で上手くいったわけではなく、かなり長い時間かけて今の状態に持っていくことになりました。
そのおかげか、かなり自信をもって演じるトリックになっています。
実際に現場で演技をする際には、チャンスがあるならチップを狙ってくることになります。
その確率を上げるために、財布を出させたり、お金を出させたりというテクニックはオーソドックスな方法です。
そのために演じているわけではないですが、お札を出してもらいビルチェンジをすることで、お心づけになることが多いのは確かです。
この際に、自分の心の中にマジックの事より、チップのことがあると、そのマインドが相手に伝わってしまうような気がしませんか?
僕自身は、本当にビルチェンジのトリックが好きで自信をもって演じられるものになっています。
お客さんにこのトリックを見ていただきたい、と思って演じています。
しかも特殊なお札での演技ですので、なかなか見ることのできない演技を観客に届けることになるわけです。
これも、自身を持って演技ができる理由の1つでしょう。
そんな、演者も観客も共にプラスになるような
不思議で笑えるビルチェンジをぜひ演じてみてください。

■商品内容・・・お札2種、解説DVD