ゆうきとも、カードマジックDVD作品集の好評シリーズ第7弾
伝統を受け継ぎ、新たな知恵を加えて紡ぎ出された実践的傑作群!
大好評シリーズ、およそ2年ぶりの新作です。
この間、バラエティに富んだクロースアップ作品集「Quick & Casual(クイック&カジュアル)DVD 第1巻」やスリーフライの独自手順をメインに据えたゆうきとものスリーフライ・ルーティーンなどをリリースしてきましたが、氏の真骨頂はやはりカードマジックだとお考えの方も多いことでしょう。
今回も、「2年分(?)」のアイデアを詰め込んだ骨太の作品集になっております。
ファンの方は先刻ご承知と思いますが、ゆうきとも氏の発表する作品は、徹頭徹尾「実践家」向け。
「実在する現実の観客」を相手に実際に演じて効果を上げることを目的に構成した作品群です。
すべての手順は、常に演じやすさを念頭において組み上げられています。
角度に強く、演じる場所をさほど選びませんし、難易度的にも手頃。
超絶技巧を駆使するようなところはほぼなく、比較的一般的なマニアの方、カードマジックファンの方でも手の届く範囲の作品に仕上げてられていますので、ある意味「使い勝手が良い」のです。
逆に易しすぎて物足りない、ということもなく、絶妙にやりがいのあるラインを突いてきますので、その辺りのバランス感覚は、さすがです。
また、ゆうきとも氏の演技は、安定感が抜群で、これはもう斯界随一といっても良いでしょう。
一部のパフォーマーにある奇を衒ったような演技スタイルではなく、基本に忠実で、氏の演技には、良い意味で、妙な癖や「アク」がありません。
パフォーマンスを志す方なら、必ずや参考になると思います。
演技も作品も。
安定の「ゆうきともクォリティ」です。
ぜひ、安心してゆったりとご覧ください!
【収録内容】
■レッド・ブラック・ママ
名作「レッド・ホット・ママ」(≒シカゴ・オープナー)を「2色化」したバリエーション。
元々2人の観客にカードを選ばせるレッド・ホット・ママを、さら二重構造に拡張して、4人の観客のカードを当てる大作に仕立て上げました。
「表の色」と「裏の色」がダブルミーニングで交錯する、シャレの効いた台詞回しが絶妙。
なお、この作品にはバイシクルなどのレギュラーデックのほかに、カラーバックのカードが赤・黒、各1枚ずつ必要となりますが、自作も可能で、その方法も解説しています。
■ゲスワット2016
観客が自由に選んだカードを、観客に当ててもらうと言って、ヒントのカードを3枚選び、それを観客に好きなように入れ替えてもらって、3つの山に1枚ずつ表向きに差し込みます。
その隣のカードを抜き出すと、同じ数字の3枚が揃い、それが観客のカードとも一致します。
最初に観客にシャッフルしてもらったノーセットのデックから、フォーオブアカインドを出現させることができるトリックです。
■スードゥ21カードトリック
クラシックトリックである「21カードトリック」を「ふたひねり」くらいした作品。
2段構成で、1段目に基本形に近い形を見せます。これ自体、見せ方に工夫をしていて一般の観客には十分に不思議に見えます。
2段目として、ある種、その「タネアカシ」をするかのような演出に入っていきますが、話がだんだんおかしくなっていって…ちょっとしたドタバタコメディ的な展開に。
さらにはカードをしまってしまってマイムだけで1段目を再現してみせたり。
パフォーマンスとして面白い展開を持つ演劇的・演出的マジックですが、その過程で「これで当たるわけがない」と思わせ、それでも当ててみせるので、最終的には不思議さが印象付けられます。
■フィフスエレメント
5枚の中から観客の手で偶然に選ばれた1枚が、完全に予言されています。
ショートトリックの中に、ゆうき流の心理的な策略が張り巡らされています。
ゆうき氏のメンタリストとしての側面が活かされた秀作です。
さらに予言の提示の仕方を工夫し、任意のフォーオブアカインドを出現させる形にしてあるところも実用的。
オープナーとしても使えるトリックになっています。
■メタモルフォシス
いわゆる「ラストトリック」の発展形といえる作品ですが、ステージイリュージョンのイメージを借用した演出が効果的。
4枚のエースを「フーディーニ」「アシスタントのべス(フーディーニの奥さん)」「イリュージョンボックス」などに見立てて、「人体交換」(メタモルフォシス)になぞらえた現象を演じるというストーリーマジック。
最後は意外な入れ替わりでクライマックスとなります。
ハンドリングとしても独自の構成の「ラストトリック」で、合理的です。
■アンダーウォーター
よくシャッフルされたデックからスタートして、最終的に赤と黒のカードが分かれてしまう手順。
ショーのクライマックスにふさわしいトリックです。
オイル&ウォーター、アウトオブディスワールド、などさまざまなマジックの要素を見事にブレンドして練り上げた、壮大なフル・ルーティーン。
いくつかのアイデアの複合体として成り立っている手順で、それぞれのパートが独立したマジックとして活用したりといった応用も利きます。
ちなみに、この手順の前半部に組み込んだマジックは、 mML109号 で取り上げた「CATO(ケイトー)」という数理原理に基づくものです。
原理的な背景などについては、 mML109号 の方でより詳しく解説しておりますので興味がある方はそちらもご参照ください。
レッド・ブラック・ママ」のみ、1組のレギュラーデックに余分なカード2枚を加えてセットした上で演じますが、それ以外はすべてレギュラーデック1組のみで演じられ、しかも何のセットも必要なく、シャッフルドデックで演じられるものばかりです。
この自由度の高さが、実践派にとっては最大の魅力でしょう。
先人のアイデアをさまざま織り込みながら、ゆうき氏独自の思想と思考で作り上げた6つのオリジナルルーティーンを、ぜひお楽しみください。
伝統を受け継ぎ、新たな知恵を加えて紡ぎ出された実践的傑作群!
大好評シリーズ、およそ2年ぶりの新作です。
この間、バラエティに富んだクロースアップ作品集「Quick & Casual(クイック&カジュアル)DVD 第1巻」やスリーフライの独自手順をメインに据えたゆうきとものスリーフライ・ルーティーンなどをリリースしてきましたが、氏の真骨頂はやはりカードマジックだとお考えの方も多いことでしょう。
今回も、「2年分(?)」のアイデアを詰め込んだ骨太の作品集になっております。
ファンの方は先刻ご承知と思いますが、ゆうきとも氏の発表する作品は、徹頭徹尾「実践家」向け。
「実在する現実の観客」を相手に実際に演じて効果を上げることを目的に構成した作品群です。
すべての手順は、常に演じやすさを念頭において組み上げられています。
角度に強く、演じる場所をさほど選びませんし、難易度的にも手頃。
超絶技巧を駆使するようなところはほぼなく、比較的一般的なマニアの方、カードマジックファンの方でも手の届く範囲の作品に仕上げてられていますので、ある意味「使い勝手が良い」のです。
逆に易しすぎて物足りない、ということもなく、絶妙にやりがいのあるラインを突いてきますので、その辺りのバランス感覚は、さすがです。
また、ゆうきとも氏の演技は、安定感が抜群で、これはもう斯界随一といっても良いでしょう。
一部のパフォーマーにある奇を衒ったような演技スタイルではなく、基本に忠実で、氏の演技には、良い意味で、妙な癖や「アク」がありません。
パフォーマンスを志す方なら、必ずや参考になると思います。
演技も作品も。
安定の「ゆうきともクォリティ」です。
ぜひ、安心してゆったりとご覧ください!
【収録内容】
■レッド・ブラック・ママ
名作「レッド・ホット・ママ」(≒シカゴ・オープナー)を「2色化」したバリエーション。
元々2人の観客にカードを選ばせるレッド・ホット・ママを、さら二重構造に拡張して、4人の観客のカードを当てる大作に仕立て上げました。
「表の色」と「裏の色」がダブルミーニングで交錯する、シャレの効いた台詞回しが絶妙。
なお、この作品にはバイシクルなどのレギュラーデックのほかに、カラーバックのカードが赤・黒、各1枚ずつ必要となりますが、自作も可能で、その方法も解説しています。
■ゲスワット2016
観客が自由に選んだカードを、観客に当ててもらうと言って、ヒントのカードを3枚選び、それを観客に好きなように入れ替えてもらって、3つの山に1枚ずつ表向きに差し込みます。
その隣のカードを抜き出すと、同じ数字の3枚が揃い、それが観客のカードとも一致します。
最初に観客にシャッフルしてもらったノーセットのデックから、フォーオブアカインドを出現させることができるトリックです。
■スードゥ21カードトリック
クラシックトリックである「21カードトリック」を「ふたひねり」くらいした作品。
2段構成で、1段目に基本形に近い形を見せます。これ自体、見せ方に工夫をしていて一般の観客には十分に不思議に見えます。
2段目として、ある種、その「タネアカシ」をするかのような演出に入っていきますが、話がだんだんおかしくなっていって…ちょっとしたドタバタコメディ的な展開に。
さらにはカードをしまってしまってマイムだけで1段目を再現してみせたり。
パフォーマンスとして面白い展開を持つ演劇的・演出的マジックですが、その過程で「これで当たるわけがない」と思わせ、それでも当ててみせるので、最終的には不思議さが印象付けられます。
■フィフスエレメント
5枚の中から観客の手で偶然に選ばれた1枚が、完全に予言されています。
ショートトリックの中に、ゆうき流の心理的な策略が張り巡らされています。
ゆうき氏のメンタリストとしての側面が活かされた秀作です。
さらに予言の提示の仕方を工夫し、任意のフォーオブアカインドを出現させる形にしてあるところも実用的。
オープナーとしても使えるトリックになっています。
■メタモルフォシス
いわゆる「ラストトリック」の発展形といえる作品ですが、ステージイリュージョンのイメージを借用した演出が効果的。
4枚のエースを「フーディーニ」「アシスタントのべス(フーディーニの奥さん)」「イリュージョンボックス」などに見立てて、「人体交換」(メタモルフォシス)になぞらえた現象を演じるというストーリーマジック。
最後は意外な入れ替わりでクライマックスとなります。
ハンドリングとしても独自の構成の「ラストトリック」で、合理的です。
■アンダーウォーター
よくシャッフルされたデックからスタートして、最終的に赤と黒のカードが分かれてしまう手順。
ショーのクライマックスにふさわしいトリックです。
オイル&ウォーター、アウトオブディスワールド、などさまざまなマジックの要素を見事にブレンドして練り上げた、壮大なフル・ルーティーン。
いくつかのアイデアの複合体として成り立っている手順で、それぞれのパートが独立したマジックとして活用したりといった応用も利きます。
ちなみに、この手順の前半部に組み込んだマジックは、 mML109号 で取り上げた「CATO(ケイトー)」という数理原理に基づくものです。
原理的な背景などについては、 mML109号 の方でより詳しく解説しておりますので興味がある方はそちらもご参照ください。
レッド・ブラック・ママ」のみ、1組のレギュラーデックに余分なカード2枚を加えてセットした上で演じますが、それ以外はすべてレギュラーデック1組のみで演じられ、しかも何のセットも必要なく、シャッフルドデックで演じられるものばかりです。
この自由度の高さが、実践派にとっては最大の魅力でしょう。
先人のアイデアをさまざま織り込みながら、ゆうき氏独自の思想と思考で作り上げた6つのオリジナルルーティーンを、ぜひお楽しみください。
■商品内容・・・演技・解説DVD (日本語)