アンダーグラウンドの帝王 Magician Kuroda
ゴッシュ満足もみすぎ注意!!
基礎から楽しく学べ、確実にスキルアップ出来る大変素晴らしい内容です。
他に先駆けて、1926年のIBMコンベンションでライバーガーが「phantom ball」を初めて演じ、スポンジボールはマジックの世界にデビューしました。意外に新参者なのです。
発表からわずか3年、世界恐慌の起こった1929年に発行された「ターベルコース」は初期のレッスンで既にスポンジボールを扱っていますから、その普及の速度に驚かされます。
素 材は、本物の海綿→洗車用のスポンジ→食器洗浄用スポンジ→合成ゴム系のスポンジ→ポリウレタンフォームと進歩しました。マジシャンはハサミで裁断して丸 く加工していたようです。ちなみにアイアランドの「sponge book」等は、最初に四角く切って、円筒形にして、最終的に球状にするという、ボールの加工法から書き始められています。
1960年代 になると、アル・スティーブンソンが、ポリウレタンフォーム製の球体を販売し始めます。彼の死後、アルバート・ゴッシュマンが製造販売権を継承し、世界中 に普及させました。これが有名な「ゴッシュマンボール」です。以後、様々な形状やサイズのものが各社から販売されるようになります。
やがて、 1970年代後半に、テンヨーから「世界で最も軟らかいスポンジボール」が販売されました。当時のカタログを眺めると「片手で40個を隠し持つことができ る」がキャッチフレーズになっています。初期のゴッシュマンボールはとても硬いものでしたが、現在ではこうした市場の趨勢に合わせて「スーパーソフト」が 販売されるようになりました。
オードリー・ウォルシュ、ゴッシュマン、スライディーニ、フランク・ガルシア、ケン・ブルック、ポール・コザック、ユージン・バーガー、ダロー等の名人が輩出し、独自の技法や手順を開発・発表して現在に至ります。
【KURODA】のコメント
スポンジボールは常に一定の効果を保障された最も優秀なプロップです。手順においては、余分な細かい技法に対する「こだわり」を捨て、動作を統一することによって大胆な効果を上げることができます。
意外に思われるかもしれませんが、スポンジボールに関しては、私は独自の定まった手順を構成しないことにしています。その場の観客の雰囲気と、テーブルなどの使用条件、手近な素材を組み合わせて、ジャズのアドリブ演奏のように演じています。
アドリブは、でたらめに楽器を奏でるのとは意味が違います。アドリブをこなすためには正確なコードに対する理解と、様々なフレーズパターンの練習が必要です。このテキストはスポンジボール・プレイヤーのためのアドリブブックなのです。
Contents
【スポンジボールの基本技法】
① パーム…フィンガーパーム、フィンガーピンチ、サムパーム
② パスⅠ…オードリー・ウォルシュのカールドチップパームによるパス
③ パスⅡ…ジョーバーグのパス
④ オープナー…パースフレームの使用法
⑤ ニード(kneading:複数のボールを一つにまとめる技術)と分裂・増加…ポップアップ、ソームーブ、握らせて増やす
⑥ 移動…観客の手への移動、「one to ten count」、「two in the hand one in the pocket」
⑦ その他の有効技法…、モーラのポップアップムーブ、チェンジオーバースイッチ、クライマックス用のセキュリティームーブ
⑧ 素材特性の違いによる技法の変化
●「participation」に関するパトリック・ページとジョン・カーニーの比較論
● ホルダーの採否に関する緒論と、ポケット以外からのスチール
● クライマックス現象…20個ボールの出現、変形・巨大化(穴あき■、チンスポ等)、消失、異物への変化(本物のシュウマイ、携帯電話などの異物への変化)
● マジックムーブメントの推奨するベーシック・ルーティン(rapid hopper routine)
揉みすぎには注意しましょう…
付属品
■解説DVD
著作:考案:改案 黒田文彦
製作:監修 TOMMY
ゴッシュ満足もみすぎ注意!!
基礎から楽しく学べ、確実にスキルアップ出来る大変素晴らしい内容です。
他に先駆けて、1926年のIBMコンベンションでライバーガーが「phantom ball」を初めて演じ、スポンジボールはマジックの世界にデビューしました。意外に新参者なのです。
発表からわずか3年、世界恐慌の起こった1929年に発行された「ターベルコース」は初期のレッスンで既にスポンジボールを扱っていますから、その普及の速度に驚かされます。
素 材は、本物の海綿→洗車用のスポンジ→食器洗浄用スポンジ→合成ゴム系のスポンジ→ポリウレタンフォームと進歩しました。マジシャンはハサミで裁断して丸 く加工していたようです。ちなみにアイアランドの「sponge book」等は、最初に四角く切って、円筒形にして、最終的に球状にするという、ボールの加工法から書き始められています。
1960年代 になると、アル・スティーブンソンが、ポリウレタンフォーム製の球体を販売し始めます。彼の死後、アルバート・ゴッシュマンが製造販売権を継承し、世界中 に普及させました。これが有名な「ゴッシュマンボール」です。以後、様々な形状やサイズのものが各社から販売されるようになります。
やがて、 1970年代後半に、テンヨーから「世界で最も軟らかいスポンジボール」が販売されました。当時のカタログを眺めると「片手で40個を隠し持つことができ る」がキャッチフレーズになっています。初期のゴッシュマンボールはとても硬いものでしたが、現在ではこうした市場の趨勢に合わせて「スーパーソフト」が 販売されるようになりました。
オードリー・ウォルシュ、ゴッシュマン、スライディーニ、フランク・ガルシア、ケン・ブルック、ポール・コザック、ユージン・バーガー、ダロー等の名人が輩出し、独自の技法や手順を開発・発表して現在に至ります。
【KURODA】のコメント
スポンジボールは常に一定の効果を保障された最も優秀なプロップです。手順においては、余分な細かい技法に対する「こだわり」を捨て、動作を統一することによって大胆な効果を上げることができます。
意外に思われるかもしれませんが、スポンジボールに関しては、私は独自の定まった手順を構成しないことにしています。その場の観客の雰囲気と、テーブルなどの使用条件、手近な素材を組み合わせて、ジャズのアドリブ演奏のように演じています。
アドリブは、でたらめに楽器を奏でるのとは意味が違います。アドリブをこなすためには正確なコードに対する理解と、様々なフレーズパターンの練習が必要です。このテキストはスポンジボール・プレイヤーのためのアドリブブックなのです。
Contents
【スポンジボールの基本技法】
① パーム…フィンガーパーム、フィンガーピンチ、サムパーム
② パスⅠ…オードリー・ウォルシュのカールドチップパームによるパス
③ パスⅡ…ジョーバーグのパス
④ オープナー…パースフレームの使用法
⑤ ニード(kneading:複数のボールを一つにまとめる技術)と分裂・増加…ポップアップ、ソームーブ、握らせて増やす
⑥ 移動…観客の手への移動、「one to ten count」、「two in the hand one in the pocket」
⑦ その他の有効技法…、モーラのポップアップムーブ、チェンジオーバースイッチ、クライマックス用のセキュリティームーブ
⑧ 素材特性の違いによる技法の変化
●「participation」に関するパトリック・ページとジョン・カーニーの比較論
● ホルダーの採否に関する緒論と、ポケット以外からのスチール
● クライマックス現象…20個ボールの出現、変形・巨大化(穴あき■、チンスポ等)、消失、異物への変化(本物のシュウマイ、携帯電話などの異物への変化)
● マジックムーブメントの推奨するベーシック・ルーティン(rapid hopper routine)
揉みすぎには注意しましょう…
付属品
■解説DVD
著作:考案:改案 黒田文彦
製作:監修 TOMMY